松田優作のことを思う度に身の引き締まる思いがするのはなぜか?
それは自分が全力で生きていないことへのやましさなのかもしれない。
今日もなおフィルムの中に、ビデオの中に生き続ける松田優作。
それぞれの作品は彼の通過点の一つなのでしょうが、彼が全力で残した『何か』。
しかし、優作になりたいと思うほど本質とは離れて行く悲しきボンクラ魂。
その本質とは一体何なのか、と問われれば...誰にもわからない孤高の存在。
男なら誰でも憧れるその男は、底知れない不可解な存在であります。
昨今のリバイバルとは関係なく優作を追い続ける人々の間では「蘇る」
以前に一度も葬られてはいないのです。