その1

 3DCGでキャラクターを作る上でいつも苦労するのが髪の毛です(3DCGでキャラを作ること自体が苦労の連続...と言っちゃぁ、お終いですが)。

 髪の毛の作り方で割と長い間、主流だったのは「板ポリ方式」〜長方形ベースのポリゴンを多数配置し、ヘアラインのイメージをマッピングし、毛先をアルファ(透過)マッピングで表現する方式でしたが、ヘアスタイルによっては現在もその方法は有効です。

 その一方でCINEMA4Dにおいては「毛」を表現するプラグイン=「Hair」も出てきているので、その使い方を探求するのが今回のテーマですが、大目的は「いかに少ない手間で効果的な表現ができるか」です。

 作業環境:CINEMA4D R10.5 スタジオバンドル、WindowsXP(SP2)



 Hairモジュールを使った作例、その1。

 頭皮状のポリゴン・オブジェクトにHairモジュールのガイドを設定し、ガイドに沿って「毛」を生やすパターン。

 Hairのマニュアル、CINEMA4D R10クイックスタートマニュアルで大々的に説明がされている方法です。

 Hairモジュールを使った作例、その2。

 複数本のスプライン・オブジェクト間に「毛」を生やす方法。レンダータグの補間モードを使用し、スプライン・オブジェクトそのものをガイド形状にするパターン。

 Hairのマニュアルにはあまり詳しく載ってない方法です。

 「マニュアルに詳しく載ってない」と書きましたが、どこに載っているのかというと、R10リリース当時のPDFマニュアルでは「第5章 オブジェクト&タグ」のレンダータグの項目、R10.5のヘルプマニュアルではモジュール〜Hair〜オブジェクト&タグ〜レンダリング〜タグの属性の項目を参照。
 このような短めの髪がフサフサと生えている感じを出すのには、当然Hairモジュールの威力が発揮されるわけですが(上記、作例その1)....
 このようなベッタリな感じのロングヘア...'70年代の梶芽衣子さんや范文雀さんのような(いちいち例えが古い..)感じのストレート系ロングヘアはどうなのかというと、従来から普及してる「板ポリ」方式で表現するのが無難ではありますが、Hairモジュールを使ってできないもの?、というのが今回のテーマです。
 ちなみに以前、作例その1方式でストレート系ロングヘアにトライしましたが、見事に失敗してます。

 この方法でストレート系ロングは無理というのではありませんが、ガイド調整の手間がかかる割りには思ったイメージが表現しづらいというのが私なりの結論です。

 というわけで、上記の「作例その2」を解説してみます。

 新規作成につき、モデルはゴーゴー夕張(aka栗山千明さん)を登場させます。

 現在はCINEMA4DのロフトNURBSを使用=板ポリ方式と同じものですが、Hairモジュールを使った「作例その2」方式でイイ感じにできるかどうか...

その2 へつづく。